cortonaコルトーナ
cortonaコルトーナ
「コルトーナ」へは、フィレンツェから列車(90分)でアレッツォ、アレッツォでバス(60分)に乗り換えて、合わせてざっと2時間半の行程。待ち時間を含めれば3時間半といったところ。
この町へ出かけた理由は、以下の3つ。
1:映画「トスカーナの休日」(主演ダイン・レイン)の舞台になったそのトスカーナらしい風景を堪能すること。
2:F.アンジェリコが描いたもう一つの「受胎告知」を鑑賞すること。
3:現在ではここにしか残っていないといわれる建物、2階部分を木製の梁をつかって通りへと張り出させた「中世の家」を見ること。
コルトーナにて
1:東と西が谷に臨む丘の上に位置しているだけに、眺望が大きく開け、
その眺めの素晴らしいこと。ダイアン・レインもきっとロケ中はうっとり と……けれど、あの映画の後半はちょっとやりすぎ(ワォ!)では…。
2:フラ・アンジェリコの「受胎告知」といえば、フィレンツェのサン・マルコ修道院のものがあまりに有名だが、コルトーナの教区博物館所蔵の「受胎告知」もそれに負けてはいない。素晴らしいのは作者がおなじだから当たり前か。ただし、こちらの作品は修復間もないらしく、ふんだんに使われた金箔がまばゆいばかりで、サン・マルコ所蔵の作品とはひと味ちがう。マリアのあのかわいらしさは変わりませんが(撮影不可なのが残念)。
3 :建物は石材でできているのに、二階の張り出し部分を支えているのは木製の梁。道幅の狭い中世の町では、居住スペースを稼ぐためにこうした工夫をしていたらしいが、それにしても木の梁とは。写真でもわるように、二階の重さでかなりたわんでいるようで、地震のことが心配に。
この日の行程
<行き>
列車(片道5.9eur) FIRENZE/08:15発→AREZZO/09:47着
バス(片道3.1eur) AREZZO/11:05発→CORTONA/12:15着
<帰り>は、CORTONA/15:56発のバスに乗り逆コースで。
(切符/往復で買っておくこと。駅or車内での刻印を忘れないこと)
町の城壁からトスカーナの風景を望む。
中世の家。二階部分を支える木の梁がみどころ。